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Marketplaceビジネスの基本的な構成要素は何か?

世の中には様々な商材のOnline Marketplaceがありますが、このビジネスの最も基本的な構成要素は

  1. 買い手が売り手の出品を探せること

  2. 買い手が売り手に連絡できること

  3. 売り手が出品情報を追加できること

です。どんな商材のどんなMarketpalceビジネスでも、この構成要素は必ず備えています。ここでの買い手、売り手、商品はそれぞれ取引や物理的な商品である必要はなく「何かを探している人」「探しているもの」「探しているものを提供できる人」という意味合いです。以下一つ一つ解説していきます。

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買い手が売り手の出品を探せること

これはMarketplaceの定義と言ってよく、これがないものはMarketpalceではありません。買い手が出品を探すには様々な方法がありますが、大きく分けると「検索」もしくは「絞り込み」になります。この2つの違いは買い手がどれぐらい欲しい物を明確にイメージできているかで変わってきます。どちらの方法を選択した場合も、買い手は売り手から提供された商品の一覧を閲覧し、そこから買い手が選択します。

買い手が売り手に連絡できること

次に、買い手が売り手に連絡することがでできて初めてMarketplaceとして機能します。ここで「取引」や「発注」ではなく「連絡」としているのはOnline Marketplaceの元祖であるcraigslistを意識しているためです。claigslistは売り手と買い手の仲介をしているだけで取引や決済機能は提供していません。

売り手が出品情報を追加できること

最後の基本的な構成要素は売り手の出品情報追加です。Online Marketplaceにおいて初期の出品者はサービス提供者自身になる場合が多く、その場合はサービスのデータベースに直接商品情報を書き込むことで買い手側にOpenにするという次善策でもスタートが可能だからです。実際DeNA(現在は株式会社モバオク)が提供しているモバオクの初期は社長である南場さんご自身が商品情報を追加していたというTVでの解説を見たことがあります。これはどのMarketplaceでも同じでしょう。

この3つの要素があり、買い手側が欲しい商品が出品されていれば買い手と売り手の間のやり取りが発生します。この買い手と売り手のやり取りを発生させることが本質的なMarketplaceの役割になります。

[参考資料]

https://craigslist.org/